OSのシェア予想なんてあてにならんのだな

たまたま2004年4月時点での「2007年のOSシェア予想」の記事を読んだ。
当時の予想では、クライアントOSでWindowsのシェアが58%まで低下するとされていたが、実際には相変わらず9割以上を誇っている。
サーバーOSでは UNIX 36%、Linux 15%、Windows 35%と予想されているが、実際には UNIX 約10%、Linux 約20%、Windows 約70%となっている。
予想は全然当たってない。
こうなった理由は結構簡単で、中小企業とかではLinuxを使えるだけの(業務レベルでの運用ができる)技術を持った人材が基本的にいないこと、仮にできたとして、全ての責任を自分で負うことを選択する人はまずいないということ。
Linuxを選択する場合でもサポートのないディストリビューションを導入するケースはごく稀らしい。


もっと平たくいうと、使用するユーザーにとって"誰かがやってくれる"ということが非常に重要なのだ。


全世界的にこういう傾向がある中で日本での動向を考えると、先が思いやられる。