”メーカーにとっての主力商品”であるOSはWindowsしかない

Windows7に乗り換えるというか更新するというか、そうせざるを得ない感じになってきて、ふといろんなOSを見てみるとOSそのものは主役ではなく脇役だったり主役になっても一時的だったりで、長い間メーカーにとっての主力商品でそれ自体が単品で収益源となっているのはWindowsだけなんではないか。


Apple製のOSが脚光を浴びることはあるが、商品動向を追ってみるとジョブス復帰以降のAppleの主戦略の肝はハードの安売りであって、OSの出来はたしかに良いがしかしそれはハードの性能を引き出すために普通は最重要視されることなどない部分を徹底的に磨き上げたということでしかない。
Linuxベンダーはいくつかあるが、Linuxそのものはオープンソースのソフトであってこれを運用するサービスで稼いでいる。
SolarisなんかもOS単品で売られているのではなくハードとセット、さらにはアフターサービスまでセットにして売っている。


Microsoftだけはパーツ買うのと同じ感覚でPCの構成要素の一つとして手に入れてきて使う形でOSを売っている。
しかもアップデートは無料。
ただしユーザーは何か問題が起こるとたいてい自分で何とかすることになる。
ハードも売ってるが、Appleとは逆にOSを活かすためのインターフェイスが多い。
こんな売り方で売れるししっかり利益が出るというのは他のメーカーにはできないことで、これをずっと続けているというのはよくよく考えてみれば凄いことだ。