YouTubeでコメント書いたら動画が消えた

中南米の料理チャンネルで"きゅうり巻き"の作り方動画がアップロードされ、米はジャポニカを使っているが、鍋で煮て炊き、しかもその火加減が最初強火で途中から弱火という炊飯の鉄則と真逆で、案の定ベタベタに炊き上がり、そこに何を思ったか味醂を瓶からドバドバ注いで出入れ、それをシャリとして使うというものだった。
いくらなんでも酷いし味醂が手に入るようなら当然米酢だって手に入りそうなもんだし、代用する目的というわけではなさそう。
正しいレシピを書いたうえで、味醂なんか使うな、食ってみてまずかっただろう、とコメントしておいたら、数時間後に動画がなくなっていた。
事実激マズだったはず。美味くなるわけがない。
酸味がない時点で作り方が間違ってると気付きそうなものだが、もしかしたら寿司というものを食べたことがないまま想像を働かせながら見様見真似でそれっぽいものを作ったのかもしれない。
しかし味醂味の米のペーストで作った胡瓜しか入ってない太巻きのようなものは誰が食べても美味しいとは感じないだろうと思う。


外国における日本文化の理解度などこの程度が普通で、今でも詳しく知ってて知識を披露できればブログのアクセスをたっぷり稼げるような最先端の、あるいは通常必要とされないネタでしかない。
あまり興味ない人にとって日本はいまだにフジヤマゲイシャスシテンプラくらいしか知らないものであって、その寿司ですらこの有様。
そういう国で和食レストランを経営しているのが中国人だったり韓国人だったり。


食文化などはその土地ごとにアレンジされていくのが常で、だからこそ色々あって楽しいわけではあるが、なんかこういうのはちょっとがっかりする。