ノートPCを買おうか

最近いろんなものに関して問い合わせやリクエストを受けてもその内容が程度が低いというか、救いようなく稚拙というか、次元が違いすぎて正直相手したくないものが多い。
多いというかほとんどがそうだ。
自分に宛てたものだけがそうなのではなく、ネット中どこを見ても何もかも、全て"平均的"とか"一般的"という言葉の定義乃至指し示す範囲とか層が気付かない間に大きく変わってしまっている。
ネットが魔法のランプか何かだと思っていて、数クリックで自分の想像通り思い通りにならないと自分以外の誰かが悪いと言い出すような、勘違いというか、理解不足というか、自分の頭の中の思考と外界にある存在との境界線がどこにあるのか知らないというか、まるで人間以外の何か下等な動物の生態のようなものを目の当たりにすることが多い。
冗談抜きにカラスとかオウムとか大型犬のような身近にいる比較的頭のいい動物に知能で劣る人間が結構な数いるということを直に知ると軽い戦慄を覚える。
そういう相手に何を言っても通じず、何をするかもわからない。
当然そんな人とは関わりたくない。まともな人は避け視界に入れなくなる。
そうなった段階で、人に嫌がらせをして悲鳴が聞こえると他人からリアクションを得たことに喜びを感じるような、そういう卑しいという表現すら上品でふさわしくないと思える連中がいる。
そしてこちらとの間に隔てるものが無い。


どうやって身を守ったらいいか。


ネットのことなので身体的危害を加えられるような事態はあまり心配しなくてもいいかもしれないが、時間が無駄になることと精神的負担、もっと平たく言えばめんどくさいのをどうにかしたい。
今までもある程度敷居を高めにしておいたつもりではあるが、野生生物が疲れ知らずであるが如くそれを乗り越えてくる場合もあって、不十分だった。
加えて去年からネットで稼げる、金儲けできる、そう聞いてネットに食いついてきたどうしようもない層があって、これがどこかからとってきたものを並べるだけで記事のような体裁を整え小銭を得ようとしているケースを数えきれないほど見かける。
このブログからの引用も見かけたが、リンクを張って実際に試したことを元に書いているならいいが、そのままコピーしただけだったり甚だしきは改悪したうえでここがソースだと主張しているようなものがあって、不愉快だ。
そもそも自分用のメモとしての性格が強かったが、書いておけば誰かの役に立つかもしれないと思って書くことも多い。
それが蟻が葉を拾ってきて餌にするような程度の所で小銭稼ぎを目的に利用されているのは実に気分が悪い。


そういう虫がたからないようにするにはどうしたらいいか。


今まで納得のいかない結果になったのは単純にそういう結末を見通せなかったからだ。
人間がこうも多様だとは知らなかった。あるいは、ネットというものがごく普通の日常生活を送るにも不自由しそうな知的水準でも使えるようになっていた、と言うべきか。
わかっていたら誰でも見られるところに出したりはしなかった。
そういう反省もあって去年の後半はここに書くことがかなり減ったと思う。
だが今振り返ってみると、書いておいた方がいいものを書かずにいたせいで考えとかアイデアとかが消えてなくなってしまって勿体無いことをしている。
やはりもうちょっと書いた方がいい。


ここに書くことについては、コピーしようとする側にとって無意味なこと、丸ごとコピーしても無意味なことと小銭目当てにブログ書き始めるような連中にはその価値を理解できないような難度の話だけ書いておけばいい。
それ以外では、作品をどう世に出すかをもうちょっと深刻に考えて場所やタイミングを選ぶべきだ。
上で「虫がたからないように」と書いたが、まさに虫に対処するときと同じように考えるしかない。
発見されないようにすることと侵入経路を経つこと、これに尽きる。


それと、自分自身居場所を間違わないようにすることだ。
朱に交われば赤くなると言うが、適応力のある者が赤い中に入り誰よりも赤く振る舞うと最初から赤かった連中に「赤」と呼ばれる羽目になる。
赤以外の何者でもなく真紅にもなり切れないような集団とは自分は異なると感じたら、そこに入ってはいけない。


去年がそんな感じだったので、メモの類は自分だけが見る範囲に残すことが増え、さらにオンラインストレージに置いてあったものも徐々にローカルに移してきた。
手元で保管しておくことが重要になってきたように思う。
今までやりすぎだったといってもいい。
手元で、ということになると、持ち運べないと困る。
スマートフォンがあるが、これは紛失した場合が怖い。
ちょうどいいのはノートPCだ。
そもそもオンライン偏重になったのはノートPCを使わなくなって以降の話だ。
一台買おう。