Windows10は最高のWindowsだが過去最低の存在感

Windows updateからRadeonのドライバがアップデートされたのでグラフィック周りも一通り新体制になったと判断してCS:GOをプレーしてみた。
従来ウインドウモードで動かすとフルスクリーンの時のようにスムーズにはいかなかったが、不満なくプレーできるようになった。
各種性能を確認してみて、過去最高の性能だと断言できる。
ただしオンボードオーディオにノイズが乗るところは変わっていない。
Windowsでは解決不可能なのか、直すべき筋が気付いてないのかやる気がないのか。


Windows8にアップグレードした時も性能向上が嬉しかったが、さらに良くなっている。良くなってはいるが、それは性能のことであって、XPや7を使っている人が抵抗なく乗り換えられるという意味ではないので、意外と普及しないかもしれない。
自分の場合も部品を買う必要がなくなってしまったように古いPCでより快適に動くとなればOSを入れ替えるかというと、それもないだろう。今まで通りのOSなら今まで通りに動くと皆思っているのだ。もっと快適なものと比べなければ欲も出ないだろうし、予算も出ない。


それと、Windowsはバージョンが上がるたびにあれこれデザインを変えてきて、世界が満場一致で称賛し受け入れるものなどあるはずもなく常に多くの人が不満を持っていて文句を言っていて、ひたすら文句言われないように変えてきた結果、実は変わらなかった部分にこそ価値があるはずなのにそこを売りにすることはなくどうせ文句言われる部分ばかり売りにしていて、当然そういう上辺の徒花はすぐ無視されることになり、真に価値のある部分はどんどん個性を失っていき、今目の前にあって道具として動いているものは心底つまらない代物になってしまっているのだ。
確かに最高のWindowsなのだが、同時にこんなに存在感の無いWindowsも過去に無かった気がする。
開発環境としてはLinuxに及ばず、純然たる消費者向けとしてはMacに及ばず、ビジネス環境としては過去のWindowsに及ばず、モバイルOSとしては元々先行していたのに現状この有様で、そんな"最高のWindows"にわざわざお金払う人がいるのかな、と考えた時、Microsoftの行く末は非常に暗いように思う。


フェラーリより速いけど世界最悪にかっこ悪いものすごく安い車を与えられたような気分。
正直嫌だし、代わりになる良い選択肢があればすぐに捨てたい。