本格的にダメな感じの電機メーカーは潰した方がいいのでは

パナソニックがまたずいぶんと酷い内容の決算で。


松下電器からパナソニックに社名を変えたのは、発音が似ているからと"真似した電器"と言われるのが嫌でやったことなんだろう。
パナソニックになればそういう揶揄のされ方はなくなる、と。
単に発音が似てるから言われてたんじゃない。他社の真似ばっかりしてるからだ。


何年か前ソニーが巨額の赤字を出して驚いたが、今回のパナソニックはその2倍に迫る赤字幅。
ここに限らず落ち目な大会社の経営陣ていうのはなぜか皆古びた時代劇の悪代官的なオーラをまとっている。
逆か。そういう実在の人物の特徴を悪代官役に盛り込んだのか。
昔から悪徳の特徴として共通認識があったわけか。
ここで言う悪徳って何だろう。権威あるものに寄生し、積み上げられた功績を食い潰し、人を食い物にし、食い尽くして破滅に導く、しかもそれを全部私利私欲のためにやる、という感じだろうか。
問題が起きて改善が求められても意味のないことをしてお茶を濁して高笑い、おぬしも悪よのういえいえお代官様こそ、みたいなやりとりがああいう企業の会議で繰り広げられてそうで。


で、いい加減誰が見ても只事でない赤字幅になって改善策のようなものを一応出してきて、それが90年代のソニーの事業改革と似すぎている。
また真似か。御家芸か。
ソニーはあの事業改革から10後に想像を越える赤字を出して世を驚かすことになるわけだが、その2倍の赤字をスタートに同じ"改革"をしたら、10年後パナソニックはもう存在しないかもしれない。
その頃になればもう誰も社名で揶揄することはなくなっているはず。"パナソニック"自体がダメな企業の代名詞として定着しているレベルだろう。


資本主義なんだから一定以上の失敗をしたら淘汰されるべき。
それができないと経済が丸ごと淘汰される。
今それが現実味のある話として感じられる。