Firefoxの署名導入がやはり不便

他人が作ったものでそのまま使っているものについては今まで通りと変わらない。
しかし、他人のアドオンでちょっと改造して使ていたものが思いのほか面倒で、ちょっとでも改造するとIDを変えて署名を追加しないと使えなくなる。
しかもちょっと複雑なことをしているアドオンだとアップロード時に赤字で人手によるレビューが必要である旨表示され、正直出鱈目なレビューコメントに煩わされたり時間かかるのは嫌だ。
それで使うのをやめたアドオンがいくつかある。


自分が作ったものについても少し問題があって、アプリケーションの対応バージョン上限を設定しなかったり無限にしていると署名できない。
これは以前からのAMOの仕様通りだが、独自チャンネルからのアップデートは受け付けるように変更が入っているのにこれでは整合性の面で問題が出る。どういう意図なのかわかりかねる。


AMOで公開するかどうかの設定はIDごとになっていて、同IDのものをバージョンごとに管理できるようにはなっていない。
従って自分のサイトで配布しているバージョンに署名を付けたければ最大対応バージョンを明記したうえでIDを変えて署名することになるのだが、IDを変えてしまうと旧IDのものと中身は同じなのに別のものとして同時にインストールできてしまい単純な上書きインストールができなくなる。
自分のサイトで配ってる方は開発版としてリリース版Firefox以外で使うものとして今まで通りの形にしておくのが最良だろう。


色々面倒になったわりに実際にこれがリリース版で強制的に機能し始めるのはまだまだ先のことで、それまでマルウェア的なものは排除されないわけで、移行期間とはいえデメリットだけが実現した状態で気分悪い。