問題を引き起こしそうな行為は"不可能"にすべきだ


海自機密データ:「極秘」暗号書類などネット上に流出
http://www.mainichi-msn.co.jp/today/news/20060223k0000m040148000c.html


Winnyで流出したらしい。
こんな失態をやらかす組織が日本海を守っているから軽々と国民が拉致られるんだと思う。
プリントアウトしたメールが何かの証拠になると考えるようなデジタル貧民たちは、こういうのを見て「Winnyは危険だ、排除すべきだ」とか思うんだろう。かつて京都の捜査機関が同様に情報を流出させたときの過剰反応は滑稽ですらあった。
Gnutellaや Fast Track、eDonkey Network にどっかの政府機関の重要情報が流れたという話は聞いたことがない。ひとえに流出させた側の管理や認識が甘く技術レベルも低いということに尽きる。


だいたい日本のシステムっていうのは、コンピュータ関連に限らず、その"場"での"規則"に反したことをやる自由が必ず設けられているし、"違反"したものをバッシングする権利がその"場"の構成員に暗に、しかし広く認められている。内輪での虐めまがいの行為が秩序の維持に大いに利用されている、という見方もできる。で、その"規則"ってのが外部から来たばかりの者にとっては理解しがたいものであることが少なくない。
ヨーロッパなんかでは、違反行為はそもそもできないか受け付けないような仕組みになっている乃至少なくともそうしようと努力する。
もっと簡単にいうと、日本では「そういうつもりじゃなかった」という言い訳が通用しすぎる。
ちょっと前にあった楽天ポイント事件なんかその際たるもの。
堀江貴文がインチキ全開の方法で会社を膨らますことができ明るみになって叩かれるのも、同じ背景があるとみる。