日本て借金まみれなんだから余計なことにはカネ使うべきでないと思う

なんか最近愚痴とか文句ばっかりな気がするが。


ネット情報「ウソ発見器」 総務省が開発へ
http://www.asahi.com/national/update/0826/TKY200608260179.html


ネタだろうと思ったのだが、まじめに予算を要求するつもりらしい。


「嘘を嘘と見抜けない人は〜〜」という言葉はその気になればうちから歩いていけるところに住んでいる西村さんの言葉だが、はっきり言ってウソ発見器なんて必要ないだろう。
大体ネット以外の日常生活のほうがむしろより多くの真偽の判定のしようがないウソが溢れているのに、そっちは何もしないで放っておいてネットでだけそういうことをするというのは理解できない。
記事にもあるが、ウソかどうかについて「信頼性を確かめるには、利用者が他の情報と付き合わせるなどの作業を行うしか手がない。」
こういう作業をするのが当然だと思うのだが、どうだろう。
真偽の検証作業無しにどこの誰だかわからない人が言ったことを信じる人がいたら、そのほうが問題だ。
また現実世界と一緒で、誰かにとっては真実だが他の誰かにとっては真実ではない、というケースだって考えられる。嘘をつき続けてその嘘を信じる人のほうが多くなったらそれは真実になる、ということもよく言われることだ。どちらの場合も、真実であって嘘でもあるという事態を発生させる。
ある国の政府機関が作ったウソ発見器に物事の真偽を決定させるという発想自体が根本的に間違っているし、だいたいこのウソ発見システムが出した判定が間違っていたらどうするつもりなんだろうか。


嘘を排除することで健全なコミュニティが維持できるのではなく、ひとりひとりが嘘を嘘と見抜く力や、少なくとも信用できない情報から距離をおく力を持つことで実現できるのだと思う。


つい先日ニュースがあった”和製Googleを官製で”というのも、何のためにそんなことをするのか理解に苦しむ。
日本てドロドロの借金地獄でもがいている国なのだからこんなことに金使うのは賢いとは思えない。
何故こんなことをしようとするんだろう。
まさかネット上の情報を管理して世論誘導している中国の真似しようとしているんじゃないだろうな。