Skin製作に力を注ぐ

今はSLのほうが楽しい。
というか、作ることが何より楽しい。


自分で作っているskinの一部出来上がったものをアップロードして既存の他人作のものと見比べてみる。
作り始めた直後は「こんなのできんのかな、実は無茶しないで素直に売ってるの買ったほうが賢いんじゃないかな」と内心思っていたが、どうやら既存のものよりもいいものが作れそうな予感。
メイクの仕方ばかり何日も調べて基本中の基本であるセオリーは分かったが、そこから大幅に逸脱したメイクのものが結構たくさんある。
もちろん、手っ取り早く個性を出したければセオリーから飛び出せば簡単なのだが、そのせいでドラッグクイーンのようになってしまっているケースもあるので、あまり冒険はしないほうがいいと思う。


3DCGソフトを探していた時に知ったのだが、人体モデリングだけを専門にして食ってる人が結構いるらしい。
それだけ難しく奥が深いジャンルだということだろう。
そして人体モデリングのリアルさで3DCGソフトの実力がうかがい知れる。
たしかに、そこまでするのかと言いたくなるような手の込んだ作品をいくつか見た。
あれはあれで凄いと思うが、そこまでリアルさにこだわるならリアル人間のモデルさんに来てもらったほうが早いんじゃないか、という気がしないでもない。
合成の技術も進んでいることだし、CGでなければ出来ないことというのもそう多くは無いだろうし。
自分はクリエイターだがそういうのでメシを食っているわけではないという人の文章で、人体の表面の見え方について「メラニンの色のついた皮膚を通してその下の赤い肉の色が透けて見えることで人の肌の色が出る」と書かれていた。
一応そんなことは百も承知ではあるのだが、しかしCGを作るときにそういうことを考えながらやるというのは軽くショックだった。
ただし実際に骨格と筋肉だけのモデルを作ってそのうえに透き通った肌の層を重ねるようなことをしている人はまだ見かけたことが無い。


ともあれ、こういう話を聞いて自分も人体のつくりを念頭に色を作ろうと決める。
で、人体の作りにてついても多少知識を集めることになるのだが、ほんの少しの知識を得ただけですぐに気付くのは、なんとも不自然な造形の体を持った人が結構大勢いるということ。
早い話が何らかの整形を施しているのだ。
テレビを見ていても、コイツここ直してるだろ、とか気付くようになってしまった。
SL内のスキンでも、そういう整形を施した体を見ながら作ったんだろうなぁと思わされるものが多い。
いや、単に作り手の願望が反映されてるだけなのかもしれないが。
中にはものすごくナチュラルなものもあることはあるのだが、そういうのは何故か全然人気がない。
ありきたりでつまらない、ということだろうか。