快適なPCの条件を考える

台風で風が強く、窓に雨が当たり家の周りではいろんな物が飛んだり転がったりでうるさくて眠れない。


今一番快適に使えているPCはLinuxを入れて使っている5年前に買ったノートで、これが一番疲れない。
大雑把にいって理由は二つで、このノートがThinkPadであることとLinuxで使っているフォントが読みやすいということ。
ThinkPadは作り込まれていて好き嫌いを越えた物がある。
特にキーボードまわりの配置なんかは長いこと変えられていないと思うが、人体の構造が変わらない以上"使い易い形"も変わらないわけで、即ちマンマシンインターフェイスは蓄積が効く分野なので良い物が出来たらずっと使っていけるはずなのだ。
ところがたいていのPCメーカーはいとも簡単にマンマシンインターフェイスを変えてしまう。
小型化・軽量化したいという要請があるのかもしれないが、優先順位が違うと思う。
大きくて重いPCを運ぶとなれば体を鍛えることでその負担に耐えられるようになるが、PCを使う上でのインターフェイスの不備からくるストレスは軽減のしようがない。
特に日本人は、労働とは苦痛に耐えることでその対価として"生活できる”のだと考えている人が多いようなので、軽くて使いにくい道具を楽に運んで現場で苦しみながら使うというやりかたに疑問を持たないのかもしれない。
この”苦痛に耐えることで生命の維持を保障される”という生き方は、奴隷の人生じゃないですかね。


とにかくPCを使う上での苦痛を軽減したい。
問題があるのは、入力装置関係、ディスプレー、あとOSで使うフォント。
デスクトップでもトラベルキーボードをつかえはThinkPadと同じ物が使えるが、画面が広いとかテンキーが欲しいとかいう違った条件が出てくると、必ずしもトラックポイントがノートPCで使う時同様に快適とは限らない。
3880x1200のデスクトップ上でトラックポイントを使ってカーソルを移動させたらすぐ指が痛くなりそう。
疲れにくいディスプレーはなぜか解像度が小さい物ばかり。メーカーはワイド画面が要求される場面というのが限られていると考えているんだろうか。
広けりゃ広いほどいいんだけど。横だけ広げる必要もないが。
フォントも変えたい。が、WindowsClearTypeを使うと日本語はあまり読みやすくならない。
しかもメイリオWindows Server 2008 でもメイリオが使われるらしいが、あの丸い文字がとにかく気に入らない。
Debianでもデフォルトで使われている文字が丸い文字なのだが、なんであんなの使うんだろう。
Ubuntuで使ってるフォントが使えるといいんだが。


いろいろ考えてみても、なかなか最適な解が見つからない。
当面の間、用途にあわせてPCを使い分けるしかないか。


あーもう朝になる。
しかし眠れない。