ついに中国でも公然と共産党批判ができるようになってきた

何年か前、ブログの利用が一般に広まりつつあったころ、日常的に共産党政府批判を行っていたブログが強制的に閉鎖されたことがある。
ところがこのブログを書いていた人物が再びブログを書くことが認められ、以前ほどではないもののまた書きたいことを書いている。
ネット検閲は続られているようだが、チェックしてみると本来ならば見られるはずのないものにアクセスできてしまうケースがある。
また日本語と同様中国語でも当て字を使うことがあるが、これにより検閲をすり抜けるといったことがごく普通に行われている。


で、そんな中中国人たちがどんな発言をしているか見てみると、想像以上に共産党乃至政府に対する批判が多い。
元々香港では言いたいことを平気で言うが、それ以外の地域でも押さえつける力が弱まっている、あるいは押さえられないほど民衆の力が強まっている。


共産党政府は宗教団体とか反政府組織とかに対する弾圧は徹底しているが、文化的なものについてはあまり口出ししない。
もしかすると、子供のころから無意識のうちに"中国的でないもの"から学んだものが民衆の行動を変えていくんだということを軽視しているのかもしれない。
天安門事件民主化要求が叫ばれてから18年が経つが、あの事件以降に生まれた人が自分自身で考えることができる年齢になりはじめている。
中国はずいぶん変わったと思うが、本格的な変化はこれからかもしれない。