メインノートのUbuntu7.04を8.04に入れ替え

Debianのテストにだけ使っていた手元にある中では最古最弱の Thinkpad R31 にUbuntu8.04を入れてみたところ普通に使えた。
7.10の時はインストールすらできなかったが、改善があったのだろう。
R31はIntel製のオンボードグラフィックチップが使われているのだが、Linux用のドライバが整備されているためか視覚効果がデフォルトで有効になっている。重くなることもなかった。
GeForce 9600GT を使ったデスクトップではドライバがないために最低限のグラフィックしか使えず7年前の貧弱ノートの方がリッチなグラフィックが実現できるという矛盾。
7.10の時のように異常に重くなるようなことがないと分かったので、メインノートの7.04を8.04に入れ替え。
クリーンインストール
インストール作業中はただ放置しておくだけなのでスクリーンセイバーというか、画面がブラックアウトすることがあるが、これが発生するとインストールに失敗するという謎現象が出て何度もやり直し。


Firefoxは3がデフォルトでインストールされている。
サポート期間が3年あるのでその間にFirefox2ではなく3が主流になっているだろう、だからこの時点で3を入れておいた、ということらしいのだが、今この時点で2が主流で3用のアドオンがろくに揃っていないので便利とは言えない。
3を削除し2をインストール。
この時デフォルト環境のパッチを当てずすぐに入れ替えてしまうとエラーが出て2のアドオンを一切インストールできなくなってしまう。


一旦インストールが済んでしまえば以前のとおり快適。
デフォルトの日本語フォントが今までと違いDebianで使われているVLになっている。
レンダリングの具合が前の版でかなりいじられたようだが、それとあいまって見やすい。
これは嬉しい。
メイリオ的で横幅が長くなってしまうが、欧文フォントは逆に横幅が狭くなるので全体としては問題無し。
今回は日本語ローカライズ版を使う理由が見当たらない。


デスクトップにインストールしたとき、マザーボードのシステムクロックがGMTに設定されていてOSはそれ+9:00の時間を表示するようになっていたが、この仕様は適切なんだろうか。
Windowsデュアルブートにしてあるような環境では実にあんばいが悪い。
バイスが存在しない場合でもBluetoothデーモンがインストールされ常に動いているのは、これは必要なんだろうか。
このノートではBluetoothが使えるが、7.04の時はインストールの手順だけ調べたが結局使う機会がなくインストールはしなかった。
ディスク容量が足りなくなったためOpenOffice.orgの一部がデフォルトではインストールされないようになった上、言語パッケージもネットワークから持ってくるようになっているが、全てのコンピュータがネットワークにつながっているわけではないのであって、Ubuntuの理念から考えるとそれはちょっと違うんじゃないの、という気がしないでもない。


デフォルト設定の壁紙を見て、頭が赤いので「おお鶴だ」とか思っていたが、違うな。
アフリカだしこれはフラミンゴだ。