アメリカ大統領選に絡んでマケイン陣営から文章流出

ネットの公用語は英語なので、特に探そうとしていなくてもアメリカ大統領選の話はどんどん聞こえてくる。
先月29日にマケインがロシア大使に選挙資金の提供を求めた文章が出回っている。
アメリカ人は基本的にロシア人を信用しておらず敵視しているが、そのロシアに対して資金援助を求めるとはどういうことか、という論調を起こすことにつながるだろう。
いや、つなげるために流されたというべきか。
流出したのは実際に送られた文章のスキャンとかではなくWordドキュメントなので、身内がやったのか、盗まれるほどセキュリティがいい加減なのか、どちらか。
国家としてのロシアに資金援助を求めたのではなく、大使個人宛のもの。
クレジットカード払いでもOK、VISA、MasterCard、AMEX、DISCOVERカードが使えます、などと書かれている。
マケインはCNNのインタビューで「クレジットカードで支払われた選挙資金は出所が明らかにならない、オバマ陣営はカードで払われた資金額を公表しておらず透明性に欠ける」と発言しているのだが、要するにロシア大使に対して「あなたが資金援助したことは黙っときますから」という形で援助を求めたわけだ。
二人の候補の間で資金力に圧倒的な差があって、マケインは投票日直前になってほとんど何もできなくなっているが、本当に困ってたんだな。


この文章に対する返答の文章も出回っている。
こちらもWordドキュメント。
内容は1ページだけで、門前払い。
国家として受け取ったことになっている。
文面から推測するに、資金援助を求めたのは1回ではないようだ。
藁にも縋る思いで巨熊に縋ろうとしたが全速で走って逃げられた、そんな感じ。


両文章ともWordドキュメントなので真贋は分からない。