再びT41でUbuntu9.04に挑む

TrackPointが使えないから気に入らないとか言っててもはじまらん、やがてDebianもHALを使うようになるかもしれないのだしLinuxを理解するうえでは避けて通れないのだからじっくり取り組んでみよう、そう思って再びUbuntu9.04@T41を動かそうと頑張ってみる。
前回TrackPointでスクロールできるようにするために書いたファイルを見てみると、なんとダブルクオーテーションが半角閉じダブルクオーテーションになっているではないか。
以前から赤く表示されていたので何かおかしいということは一目で分かるのだが、目で読んでもこの二つの文字の違いが分からなかった。日本語キーボードにはない文字なのでそんなところに問題があるとは想像もせず。
これを直したらTrackPointでセンタースクロールが使えるように。
なんだ、こんな簡単なことだったのか、Debianもapt-pinningでアップデートしたらUbuntu並みの重さになってしまったしきちんと動かなかったり使い手のことなどまるで考えていなさそうな部分が多くて閉口していたのでこれならUbuntuのほうがいい、ということでUbuntuに全面入れ替え。
ところがうまくいっていたはずの設定をしてもまたセンタースクロールできない。


バイスリストを見ると、なんとTrackPointが無い。
AppleのマウスとかWacomタブレットとか、有りもしないデバイスの設定はたくさんあるのに。
ハードとしては認識できているのにリストには無くて、無いものに対する設定追加は不可能で、従って機能を実現できていなかったということらしい。
いろいろいじっていたらどこがどうなったのか分からないが外部接続のインプットデバイスのセクションにTrackPointの設定が出現。
しかしこの状態で再起動しても追加の設定は反映されず。
Bluetoothも似たような感じで、まったく使わないのに起動するたびに勝手に電源が入るのがいやで設定ファイルで起動時の電源状態をOffに設定したのに反映されず、携帯電話とのペアリングはできていて使用できる状態なのにデバイスを確認したらBluetoothアダプタなど無いと言われる。
OS側はデバイスが有るという前提でいろいろ汎用コマンド送って制御しているので使えるが、個別のデバイスが何なのかは知らないし知る必要もない、というスタンスに見える。
さっきセンタースクロールできていたのはむしろそっちが事故的現象だったのかもしれない。


ハードの検出はできているのにそれに対応する設定はきちんと行われていない、あるいはどう設定していいもんだかわからないので無難な範囲までしか手をつけない、ということか。
TrackPointに関してはこれまでもずっと同じ状況ではあるが、これまではユーザーが設定すればきちんと機能していたのにそれすらできなくなったというのは困る。


Debianは実用的でない部分が活動の妨げになっているのでやっぱりUbuntuにすることになると思うのだが、デスクトップでは問題ないがノートの場合はまだいろいろ知っておくべきことが多い。
面倒でもこの件のおかげでで少し理解が深まったが、さらに要精進。