Droid Sans Fallbackの日本語サポートが酷い

Ubuntuでは中国語のフォントでいいのがないことが前々からの悩みで、なんか使えそうなのないかなとSynapticで検索していたらDroid Sans Fallbackというフォントを発見。
今まで見たことがないのでUbuntu9.10からパッケージに入っているのかもしれない。
これが簡体字繁体字の中国語だけでなく、日本語を含めその他諸々の言語のフォントが含まれているということで、使えそう。
使ってみたところ、サポートされる言語すべてのフォントが統一された雰囲気でなかなか良い。
ところが。
ある文字で日本語・簡体字繁体字ですべて異なる自体が使われている場合、日本語のフォントは簡体字繁体字で代用されてしまっている。
日本語にしかない文字は専用のものがあるのだが、同じ意味の場合形が違っても日本語用が収録されていない。
与とか写はまあ分かるが、誤とか置は全然違う文字が表示されてしまって、最初はこの前インストールしたscimに問題があるのかと確認したほど。
他にもこういうのがあるだろうから、正直使えない。
このフォントは中国語にだけ使うことに。


で、このDroid Sans FallbackというのはAndroid用に作られたフォントなのだそうだ。
事実Androidでは変な字が表示されるらしい。
日本語は漢字を使う上に仮名も使うので文字数が多くなる、従ってディスプレイは高解像度な必要がある、しかしこの条件が満たせないということが欧米でヒットした携帯デバイスが日本ではさっぱりヒットしない理由の一つになっているだろうと思う。
ちなみに中国語は漢字を使うが漢字しか使わないので文字数が少なくて済み、欧米用のもので事足りる。
そして欧米でもようやく日本語に必要な解像度のものが一般的になってきたというのに16000字も収録されているフォントで日本語はこの扱い。
もしいつまでもこの程度の対応のままだとすると日本ではAndroidは普及しないかもしれない。
日本が市場としてほとんど期待されてないのだとすればこうなって当然か。


オープンソースなんだから自分で作れってことなんだろうな。