マッドサイエンティストGoogleは最高の知の権威になろうとしている

Googleはあらゆる情報をインデックス化する」といっているのを聞いたとき、ああとびきりでかいデータベースを作るんだなくらいにしか思っていなかったが、その活動の行き着く先は、誰よりもあらゆることを知っていて彼に知ってもらうことに比類無き価値のある知の権威になること、だ。
海洋生物と海について誰よりも知っている男が「さかなクン」であるのになぞらえれば、Googleはさしずめ「ひとクン」だ。
で、その過程で例えばStreet Viewを作るために車では入れなかった所には自転車で入るとか、その地域社会に暮らす人にとってみれば常軌を逸した私的空間の侵害行為を、言い換えると、まともな人間なら常識とか良識が働いて踏み止まる一線を超えた行動をとって自らの技術を振り回すことに何の疑問も感じていないらしい。
そういうのをマッドサイエンティストと呼んで差し支えないだろうと思う。
もちろんGoogleの社員個々人はまともな人だろうし各々職責を全うしているだけだろうとは思うが、しかし全体として見た場合の評価はそうなりうる。


マッドサイエンティスト・ひとクン。
人間60億人以上いるらしいが、さかなクンの60億倍くらい凄い感じの人が人間の顔をかたどった帽子をかぶって歩き回っているところ想像してみよう。


ありえん。