中国で検閲対象が拡大されたらしい

ちょっと前、2ch看日本の
一位在日本的中国学生与2CH网民的对话(上)
http://hi.baidu.com/letus2ch/blog/item/0b022e8e4448d7e2f11f3663.html

というのをはてブに入れて、「この程度なら検閲されずに読める模様」とコメントを書いたのだが、その後ほどなくして中国大陸から引用元の2ちゃんねるまとめブログがあるfc2へのアクセスがブロックされたらしい。
この調子だと他のブログサービスも同様にブロックされてしまうだろうと思う。


これは、検閲が強化されているというより、これまでの数年がむしろ実験的あるいは戦略的開放期間だった、と考えた方がいいような気がする。
2004、2005年あたりは共産党やその政策に批判的なことを書いたブロガーが次々に逮捕されたが、しばらくして急激に規制が緩み、逮捕され消息不明になっていた元ブロガーがブログを再開したりGoogleが中国参入を果たしたりした。
経済や軍事で緊張が少々高まる中、オリンピックを挟んで規制が緩んだわけだ。
人権がどうのこうの言う欧米とりわけアメリカを黙らせるために駆け引きの一つとしてやったのかな、という気がする。
そしてさらに年月が経って、中国の優位性が目立ってきたところで元の中国にとって都合の良い状態に戻した、ということなんじゃないか。
その一環としてGoogle追放策が講じられ、Googleがそれにまんまと釣られた結果中国市場から叩き出された、という風に考えると、Googleの中国撤退をすっきりと理解することができる。


自分としては、とりあえずこっちから向こうへのアクセスのブロックが拡大しなければいい。