Facebookが既に”帝国”と呼ばれ始めている

で、ザッカーバーグをカリスマとして祭り上げて人為的に巨大な流行を作ろうとしている、そういう連中がいるのがありありとわかる。


金融大手のゴールドマン・サックスが巨額の資金を投じたことが最近ニュースになったが、今の段階で既に手に入れている株式の顧客への売却を進めているらしい。
この販売価格は、Facebookがまだ上場しておらず相対での取引になるので市場原理の働かない価格であって、言い換えると、状況を操作したうえでうまく売り込めばゴールドマンの言い値で売れる。


日本でも帝国まで行かないが小さなmixi王国が上場した例がある。
mixiの場合、上場直後から株価は1年に渡って下がり、その一度だけ上場直後の高値を超えたが再び割り込むとひたすら下げ続け、今では上場初値の3分の1以下の株価になっている。
買ったまま持ちつづけている人は上場以来どの時点で買っても含み損を抱えていることになる。


ゴールドマンはFacebookについてもこれと同じ展開を予想して、あるいは計画しているんじゃなかろうか。
上場直後に盛り上げるだけ盛り上げてわかってない帝国民に買わせておいて、後は唯々ひたすら空売りで稼ぐ、そういう目論見なのではないか。
ゴールドマンは顧客に買い推奨した銘柄を自己勘定売買で空売りしていた廉で詐欺であるとして訴訟沙汰になっている。
ペナルティを科されても尚莫大な利益を出している以上、またそういうことを平気でやる倫理観が変わっていない以上、何度でも同じ事をやるだろうと思う。