Firefoxアドオンの”作者情報未検証”をなんとかしようとしてみる

適当に作ったアドオンをインストールしようとすると、開いたウインドウには"Author not verified" (作者情報未検証)と表示される。
いやこれ俺が作ったものだから。未検証て。と違和感をやはり感じる。
で、これをなんとかしようと試みる。
Mozillaから幾つか小粒なツールをもらってきてそれを利用して検証済みの表示にすることはできた。
が、これは自分のPCの中だけのローカルな話。
全世界的に検証済みにしたければ、Firefoxが対応している認証局に証明書を発行してもらわないといけない。
買うことになる。
$400くらいだ、と聞いて、それは高すぎるなぁ、と。
しかし調べてみるとオープンソースソフトを作っている開発者向けの無料サービスがあった。
かつてはパスポートや免許といった公的機関が発行した身分証明書のスキャンを送らなければいけなかったらしいが、今見たらそういうのはなしに自動処理でいける模様。


と、ここでふと考える。
きちんと身分の確認をせずに自動処理で発行している証明書に一体どの程度の信頼性があるのか。
過去にソフトに証明書が入っているのを目撃したケースについて思い返してみると、世間から白い目で見られることもあるろくでもないソフトやマルウェア入りでその拡散を目的とした悪質なもの等。
素性がわからない、のみならず明らかに怪しい、そういう怪しむ目をごまかすために利用されているケースばかりだった。
実際アドオンをインストールするときに作者情報未検証以外が表示されたら自分なら逆に少し身構える。
普通は使わないところで出てくると、「怪しいことしてます」と宣言するようなものであって。


しかもこの無料サービスはポーランドの業者によるもので、サイトのアドレスは.euWhoisで調べても Not disclosed。
サイトのドメインは日本で、サーバーはアメリカにあって、素性を確認できないポーランド認証局が発行する何の証明にもなってない証明書が添付されている、そんなソフト信用しろっていっても難しいだろう。


アドオンには証明書埋め込むのはやめよう。そのほうが健康的。