エルピーダ破綻、パナソニックテレビ事業再生宣言

まずエルピーダについて、色々見てみると事業環境云々だけでなく経営陣の資質も疑問視されている面があるようで、その現経営陣が再起に意欲を見せているという。事業環境の好転の見込みもない中今までと同じようにやってたらうまくいくわけないのであって、だったら再生など期さずに清算すべき。
あと、パナソニックの社長が交代して新社長が「なんとしてもテレビ事業の回復を図りたい」と言ったらしいのだが、これもエルピーダと同じで、続けることが適当なのか合理的なのか、本当にきちんと状況認識してるんだろうか。
もしこれがなかったらほかに収益の柱がない、だからテレビ事業分として期待している収益が完全になくなった状況など怖くて想像もできない、したがってこれらを踏まえた"合理的"な行動として「テレビ事業の回復を図りたい」と"言っておく"、ていうことなんじゃないか。
背水の陣なんだけど前方は一歩先が崖っ縁で怖いので「背後に水は無い!」って力強く言ってみてるのだ的な。


自分の居場所がいたく気に入って絶対に手放したくないと思い、決して腐らない材料で徹底的に補強し、補強し尽くし、完璧になった感じがしたところで皆完全に泥だけできていることは分かっていて、しかし腐らない材料でできているから操船法を考える時間はいくらでもあるとか言ってるそばから浸水している、そんな泥舟一座の迫真の、迫真の何だろう、何て言えばいいんだろう、ああいうの。