カードリーダーが届いた

2個買った。
1個265円。
今までいくつかカードリーダーを買ってきたが、2000円くらい出して買った割にずいぶんチープだなというのが毎回の印象で、簡単な構造だしあの程度でよかったらこれもeBayで買って中国から取り寄せればいいんじゃないかと思いたち実行。

届いてみて結論としてはこれでいい。
2000円で日本で買ったやつもスロットとソケットが微妙にずれていてカードを入れると接触が悪くて入れ直したりしていることを考えると、こういう必要十分を限りなく安く、という姿勢で作られた物の方がむしろ好感が持てる。
スロットが広く作られていて中のコネクタと少々ずれていても引っかからない。
ケース上下、フロントパネル、基盤とそれにつながるコネクタという最小構成。ちゃんとネジも付属している。
が、本体の組み立てにはネジが使われていない。上下のプラ部品をフロントパネルを挟んでパチッとはめてあるだけ。
枠にはまっているだけなので基盤とコネクタは少し動く。振れば音がする。
フロントの表記は日本向けではないので国外標準な呼称で書かれている。
スロットは上下二列になっているが下段は上下逆でカード裏面を上にして差し込む必要がある。
基盤の表裏両方にコネクタを付ける形。徹底的にコストを抑えた結果だろう。
組み立ても簡単で、スキルなどない人でもすぐできるはず。人件費もかからない。
中国の物作りの極意を見せつけられた気分。
「物作りに携わる人間としてのプライドが...」云々言ってる人にこういう物は作れないだろうと思う。
中国人達は手頃なものを多くの人に届けることで名声を得る方を取るわけだ。
中国製品が世界を席巻するのも当然だと思う。