AMD FX-6300の性能が事前の推測とあまりにも違う

買い替えの際、i7 920と比べて消費電力が少ないことが最重要で、性能については少しでも向上があればそれでいいと考えていた。
いろいろ比べた結果FX-6300なら920の1.4倍くらいの性能だと考えて購入。
買った直後は特に大きな負荷がかかる作業はしていなかったが、今まで処理に滞りが出てソフトの出来が悪いのだと諦めていたものが不満なく動くようになったり、写真の現像が半分くらい進んだかと思う頃にはもう終わっていたり、それほど負荷があるわけではない部分で期待を大きく上回る快適さが手に入ってまあ悪い買い物じゃなかったなと納得していた。


ここ最近CS:S用に作ったマップをCS:GOでも使えるようにしてくれというリクエストがいくつかあったので、久しぶりにHammerを起動してあれこれいじってみた。
コンパイルには長い時間がかかるのでこのCPUの実際の性能がどの程度のものなのかはっきりわかる。
以前の1.4倍程度だと劇的に速くなるわけではないにしても、作業がはかどると実感できる程度には差があるだろう、と。


実際やってみたところ、以前i7 920で95分かかっていたものが、45分で終わった。
しかもフルHDのものも含めて複数の動画を再生しつついくつもソフトを動かしながらブラウジングして終わるのを待って、で。
嬉しい誤算。
マップのコンパイル*1に限れば、FX-6300はi7 920の2倍以上の性能がある。*2
細々とした作業でずいぶん快適になった気がしていたが、なるほどこれだけ違いがあるなら当然の感触だった。
温度は全コアフルロードでも50℃弱で不安を感じることもない。


世間でこういうことがあまり知られていないように思う。
ベンチマークテストってあれは一体何を測ってるんだろう。
いくらなんでも不正確すぎる。

*1:CGのレンダリング

*2:交換はCPU、メモリ、マザーボードの3点のみ。ストレージは同一のHDD、OSもそのまま引き継ぎ。