選挙でのネット利用解禁ていったい何なのか

高校の先輩が選挙に出るらしく、投票用紙には名前を書いてくれと葉書がきた。
ずいぶん離れた先輩で直接の面識はないが、古い卒業生名簿でも見て全員に送ってるのだろう。
細かい政策等についてはWebサイトで見れるようでURLもかかれている。


自分自身選挙は先々週に終わったものだと勘違いしていて、あーそういえば選挙結果見てないなぁまだだったのかへぇー、くらいの関心しかなく、投票に行くかどうかもわからない。
ていうか選管からの葉書がまだ来ていない。
投票日がいつなのかも知らない。


件の先輩からの葉書、あれで特に気分を害すということはないし、個人情報が漏れた云々文句言うということもない。
逆に個人情報保護法ができて以来卒業生名簿が公式には作られていないので大変だったのかもしれないと労う気持ちすらある。


こういう葉書を送ることは法で禁じられていない。
ところがネット解禁と言ったのにeメールを送るのはだめらしい。
葉書の場合は郵便で紙が届くのでゴミになるし配達途中で他人に見られるし、問題が起こる要素がメールよりずっと多い気がする。
でも葉書は良くてメールはだめなのだそうだ。
受け取る方としてはメールの方がいい。
多分送る方としても手軽でコストを抑えられるのでメリットは大きいだろうと思う。
なぜ禁止されてるんだろう。


ちょっと調べてみた限りでは見えないところで誹謗中傷が広がるのを防ぐという理由しか出てこない。
しかしこんなものメールだけ規制しても無駄で、SNSのDM使ったり各種チャットを使ったりした場合その場にいない者の目につかないし、そもそもネット外だって誹謗中傷日常茶飯事だろう。「見えないところで」って言ってる人はネット外なら全部見えてるとでも思ってんだろうか。
実に無意味な規制だ。


ネット外なら全部見えていてクリーン+見えてなければ全員悪事を働く、みたいな前提は馬鹿げてるし呆れるし不愉快というか。