そういえば中国のCS:GOサーバーで違和感を感じた

この前中国のサーバーに入ったとき、「日本ID 鬼子」と言われた。
IDと言っていてIPアドレスのことではないようなのでSteamで調べたんだろう。中国ぽくないユーザーを見たらいちいち調べてるんだろうか。手間なことするもんだ。
おーほんとに鬼子って言うんだ、と驚きつつ、しかし罵倒する言葉としては自分に対して効力のない言葉なので、気にもせずにプレーしていた。
そして自分以外も誰も気にしていなかったように思う。
これが2005年か2006年の頃は全然違っていて、当時は鬼子という言い方は聞いたことがなかったが、小日本の連発で死ねとか出ていけとか散々な言われようだった。
あのころと比べると今の中国人、少なくともCS:GOのプレーヤーの日本や日本人に対する態度は全然違う。
鬼子と言われた所は少人数でプレーしていたのだが、もっと大人数のところではそもそも個々のプレーヤーがどこから来たとかまったく気にしていないようだった。
今のCS:GOではCS歴の長い人はスコアボードに"5"のメダルを表示できるが、中国ではメダル有りの人が非常に少ない。
比較的最近始めた人で、2006年当時プレーしていた人はほとんどいないということだ。
中国ではプロパガンダの浸透力が強力で、その時代に10代だった人たちの精神に染みついてずっと残る。
今ゲームに熱中している世代はあまり反日意識はないようで、漫画やアニメ等個人的に好きなものと国家の対立とは分けて考えるのだとどこかで読んだがそれが裏付けられた形。
罵詈雑言当たり前のFPSの中でほとんど何もなかったのだから、実際無いだろう。
今世紀に入ってから中国では日本から学ぶことを推奨するような政策が目立っていたが、そういう方針の中成長してきた人たちにとって日本はせいぜいちょっと進んだ隣国でしかないのかもしれない。
なんとなくほっとするような気分の一方で、冷静で感情的にならない中国ってものに薄気味悪さも少し感じる。


CS:GOばっかりやったせいで耳のヘッドホンとめがねに挟まっていたところが擦れて痛い。