1年が経った

丸一年書いていなかった。
書かなくなった理由は二点。
一つ目は、同類だと思われたくないという思いが強くなったからだった。ブログを書いている人、はてなを使っている人、属性はいろいろあろうが、あんなのと同類だと思われたくないと思う人々が増えて、嫌悪感が理由で関わりたくないと感じていたからだった。
もう一つは、自分自身書いていることがネガティブな事ばかりで、そういう批判的な事ばかり書いているとそういう発想しかできない人間になっていきそうでやめるべきだと考えたからだった。


丸一年経ってみて、まず頭の中で考えて出さずにいると健康に悪いような気がしている。
いろんなものが頭に入ってきて、頭の中でなにがしかの変化を起こして、その結果得られるものや出力できるものがあって、しかし出さずに頭の中に残っている結局何の栄養にもならなかったような、消化に失敗したりしきれなかったようなもの、ある意味では排泄物のようなもので、しかし何かの栄養とか土壌にはなりうるような副産物のような、そういうものがひたすら貯まっているように感じる。
吐き出した方がいい。発酵程度ならいいが実際は腐敗しているように感じている。
前にも似たようなことを考えたことがあったように思ってさかのぼってみたら、約10年前にも言っていた。


自分自身の考えが自分で思っていたほど安定していないというのもある。
書き留めておけばその変遷が分かるが、書かずにいるとただの一貫性の無い人なのではないか。その変遷の証人が必要だ。


それに過去自分が書いたものを見てみればその自分が同類だと思われたくないと思った人達と大して変わらないようにも思える。


そしてこうやって自分の変化にはっきり気付けているのは何より以前ここにいろんなことを書いたからであって、無いよりはあった方がいい。
いろいろ考えて思うところあっても誰か人に言うわけにもいかないような話を頭から追い出すという意味でも役に立っていた。