MOD

PAFが実際にde_limaを回しているのを見つけたので、ためしに入ってみた。
サーバーは、


66.150.164.83:27015 !PAF #2 CSS (NoAWP/Auto)
66.150.164.43:27015 !PAF #3 CSS (NoAWP/Auto)
サーバー名にもあるように、Scout以外のスナイパーが使えない。
これを作る際に参考にした駐ペルー日本大使公邸人質占拠事件では、公邸を包囲していたペルー警察が付近の建物の屋上から2種類のG3で狙っていた。これを意識してスナイプスポットを多数作ったり、長距離のシューティングレンジになるようにしたのだが、そういった特徴は活きない。


このマップはカスタムマップとしては結構サイズが大きいので、ダウンロードが一般的なマップに比べて4倍くらい時間がかかる。PAFはUS-Westにサーバーがあるようだが、アメリカでは今でもダイヤルアップやISDNが広く使われていることや、Sourceエンジンのゲームではインゲームでダウンロードする場合目的のファイルのサイズがわからないことを考えると、何か問題があったのだと判断してロードをやめてしまう人もいるだろう、という気がしている。自分がそうなので。
おそらくはそういう事情もあって(というか、そうだと願いたい)、満員にはなっていなかった。


しばらくやってみると、それなりに楽しんでいる人もいるようだった。しばらく後には、MapVoteでde_limaを選ぶ人が結構いた。
ただ、マップ全体の構造をすぐに把握できている人は、必ずしも肯定的な意見だけを持っているわけではなかった。
賛否両論あったが、耳にした意見を以下に。


  • 大きすぎる・エンカウンターポイントからエンカウンターポイントに移動する間、何もない(emptyだ、と言っていた)
  • Rad layout
  • Too much complex(マップ作成時にDetail objectとして取り扱っていたもののことか。だとすればおそらくFPSの事をいっているのだと思われる。建物のことだとすれば、広すぎるということ。)
  • Beautiful map
  • 自分が意図して作ったものが部分的に批判されることはないようだった。
    むしろ、なし崩し的に自然に出来上がっていったマップの設定が一番問題になっているようだ。
    大きすぎる、というのは確かにそうだと思う。あの大きさでオープンエアにもかかわらずプレーに耐えられるFPSを維持していること自体は非常な驚きだしCSSでは得がたい環境だと思うが、製作側の事情を知らない普通のプレーヤにとってはそんなことはどうでもいいことだ。


    de_limaというマップは、部分的に見ていくと中央部にcs_officeに似た感じの攻防になる建物、周囲にCSにあったBlackhawkdownに似た長距離狙撃パート、地下ではde_prodigyに似た攻防が行われるだろうと考えていた。実際には、たいていのプレーヤは中央部にだけ意識をとられてOffice的な使われ方をするだろう、周囲のスナイプスポットは出番がないだろう、と予想していた。
    中央部については予想は当たったが、周囲のスナイプスポットを積極的に使う人がすぐに出てきたのには驚いた。また、爆弾を設置するのを待ち構えて解除に向かう人がすぐに出てきたのも意外だった。


    スナイプスポットに上がる人がいる、ということは、唯一直したい部分を見つける人がでてくるということだ。
    嫌だな。


    それと、64SpawnでMaxまで人が入った場合でも十分楽しめるように、と意識して作ったが、少人数では想像以上につまらなくなる。3v3程度のときは、広すぎてただ走っている時間が長くなりすぎる。ローカルでテストしているときも、人数が少ない場合でも8v8程度いたほうが楽しいだろう、という気はしていた。
    この部分については考えが浅かったか。


    いろいろ勉強になった。