10年前と似た状況なのだそうだ

以前書いたように、最近のゲームは時としてハイエンドよりもポータブル機のゲームのほうが魅力があったりする。


自分はSourceエンジン用のソフトを作っているわけで、どちらかといえばハイエンド寄りの視点で書いていたのだろうが、「10年前のライトユーザーバブルに似ている」という視点で書いているBlogがあった。
http://amanoudume.s41.xrea.com/2006/02/10_2.html
自分とは違う視点から書かれていることだけではなく、その時代を知っている人の話として、今の状況を醒めた目で見下ろす一歩ひいた視点を持ったインサイダーの話として、興味深く読んだ。
ただ、「"面白さ"に実用性がある」ということについては特に考えがあるようには見えないことにちょっとがっかりした。このエントリーでは言及してないだけかもしれないが。


自分は"面白くなきゃダメだ"という考えと功利主義は同じ根を持つと思っているし、遊びと教育は表裏一体乃至全く同義のものだと考えているのだが、こんな考えを持っている人はとりあえず日本にはほとんどいないかもしれない。
ましてゲーム"業界"にそういう人がいるとも思えない。
ただ、こういう少数派の意見を形にして出していい、出すことが暗に求められているのはアニメとかゲームだけで、さらに産業化されておらず特定の規格や様式に従うことが義務付けられていない部分に限られるとも思っている。