こんな悪意に満ち満ちた記事があってよいものか

http://www.mainichi-msn.co.jp/today/news/20060321k0000m020066000c.html
元記事がなくなったりリンク切れになったりしたらムカつくので全文引用。


ウィニー:開発者、今度は安全に流出させる新ソフト


ファイル交換ソフトWinnyウィニー)」開発で映像データなどの違法コピーを助長したとして、著作権法違反のほう助罪に問われた元東京大助手、金子勇被告(35)=東京都=の第21回公判が20日、京都地裁(氷室眞裁判長)であった。弁護側は、金子被告がウィニーの技術を応用して、映画などの商品を安全に流通させる新たなファイル交換ソフト「オズテック」を開発したことを明らかにした。情報流出や著作権侵害を防げるもので、金子被告が国内のIT(情報技術)関連企業と共同開発し、5月中にも商品として発表するという。【太田裕之】


毎日新聞 2006年3月20日 19時57分

「安全に流出させる新ソフト」と。*1
金子"被告"のやることだから悪事であるに決まっている、という発想なのだろうが、実に程度の低い記事だなぁ、と思う。


Winnyを作ったこと自体が悪だというのであれば、人を死に至らしめることのある道具(例えば包丁とか車とか)を作った人は全員死刑にでもすりゃいいと思う。


事故や事件が起こるのは使い手側の問題であって、きちんと設定して違法にならないように使えば問題ないはずだ。
きちんと設定できないとか法を犯さずにはいられないとか、そういう使いこなせない人が使うべきソフトではない。


法を犯さずにはいられないような人だから、目に付いたら使わずにはいられない、ということか。
そういう意志薄弱な人には刃物とか車とかWinnyとかを触らせないような法制度にしたらどうだ。

*1:一夜明けてもう一度見てみたら、タイトルが「ウィニー:開発者、今度は安全に流通させる新ソフト」に変更されており、記事の内容にも加筆されていた。