Second Life Viewerを比較的快適に複数起動する方法メモ
※以下は一台のPCでビューアーを20個同時に動かすような場合についてのもの。数個なら1だけでいい。
快適に、となると、一手間余計にかかる。
以下WindowsXPの場合。
- 起動オプションに -multiple 追加。
- このままだとすべてのViewerがデフォルトのキャッシュフォルダを共有し何重にもマウントされてしまい、パフォーマンスに悪影響が出る。そこでアバター別の設定を使用できるようにする。
- 設定ファイルはデフォルト設定でインストールした場合 C:\Documents and Settings\[Windowsアカウント名]\Application Data\SecondLife\user_settings にある settings.xml 。これをコピーして別名で同じフォルダに置く。
- キャッシュフォルダはViewerで設定されている。これを参考に(まったく別の場所でも子フォルダでもいいが)各アバター専用のフォルダを作る。
- 起動後余計な挙動をさせないようにこの段階で settings.xml のコピーを編集(1箇所または2箇所。無い場合はViewer内でデフォルトと同じフォルダを選択してからもう一度確認)してキャッシュフォルダのパスを書き換えておく。(この部分をやらずにViewerから設定すると既存の必要の無いキャッシュファイルまで専用フォルダにコピーされてしまう。あとからクリアするのは時間の無駄。たぶん。)
- 起動オプションに -login 名 姓 パスワード を追加。
- 起動オプションに -settings 設定ファイル名 を追加。
- デフォルトでは仮想ファイルシステムがマルチスレッドで動いているようなので、起動オプションに -nothread 追加してこれをOffる。
- ViewerではVRAMの使用量とディスクキャッシュサイズを少なくしておかないとクラッシュやハングアップが起こりやすくなるので注意。 必要な作業:
- 各アバター用のキャッシュフォルダの作成
- 各アバター用の設定ファイルの作成&編集
- 起動オプションをこんな感じに
"プログラムパス" -nothread -multiple -login 名 姓 パスワード -settings 設定ファイル名
- Viewer内設定微調整
各アバターごとにショートカットを作っておくのが便利だろう。 設定ファイルを指定して起動した場合、起動中に変更されたPreferencesは各設定ファイルに保存される。 追記:ビューアーはウインドウを最小化すると3D表示に必要な計算(比較的高負荷)を行わない。(過去には行うバージョンもあった。) 見る必要がないウインドウは畳むべき。
2009/3/29追記:1.20以降オプションの指定の仕方が変わったらしい。Client parameters - Second Life Wiki参照。
セカンドライフの作り方
西 真由/ 宮本 朱美
セカンドライフ公式ガイド プロフェッショナル・クリエーション
エイミー・ウィーバー、キンバリー・ルーファー・バック、リチャード・プラテル、 デジタル・ハリウッド大学大学院