Googleの携帯プラットフォームがソフトバンクにとって超逆風

ああついにこの日が来てしまったんだな、という感じのGoogle携帯向けオープンプラットフォーム。
参加する企業の面々を見ると移動体通信オールスターという印象。
日本からはドコモとKDDIが参加。
ハードウェアメーカーの顔ぶれがすごい。
BroadcomIntel、Marvell、nVidiaQualcomm、SiRF、Synaptics、Texas、Instruments、HTC、LG、MotorolaSamsung
端末側の製造に関係がありそうな企業がずらっと並んでいる。基地局を製造している企業の名前は見当たらないあたりからすると、あくまで端末向けプラットフォームを作るつもりのようで、つまり既存のネットワーク・サービスの枠内で機能するものらしい。
nVidiaとSynapticsが入っている。
近い将来携帯でGoogle Earthが使えるようになって、タッチパッド(タッチパネル)で地球をコロコロ転がして目的地を見つけ、今既に盛んに使われているサービスと連携していろいろ検索できるようになったりする、なんて考えるとぞくぞくする。
これ以外に気になるのは、日本企業が一つも入っていないこととNokiaが入っていないこと。
OSにSymbianや自前のLinuxを使いたい企業は参加を見送ったのだろう。
だが、ドコモとKDDIが参加しているので日本のメーカーも参加せざるを得なくなるかもしれない。


ソフトバンクは傘下にYahooを擁している関係で意地でもGoogleは使わないだろう。
日本では他国と比べてYahooのシェアが高い(ソフトバンクの携帯のシェアよりもずっと高い)のでサービス面での影響は出にくいだろうが、端末コストの削減という観点からいうと圧倒的に不利になるかもしれない。


で、このプラットフォームが広く使われるようになると、Googleは成長に必要な"栄養"である情報を大量に摂取できるようになるわけで、ますます育っていくんだろう。
携帯でもGoogleクオリティを堪能できるなんて、なんだかもうパラダイス過ぎて想像がつかない。


夢見すぎか。