MicrosoftのYahoo買収は前途多難な様子

あれだけ高い値段でのオファーだし結構すんなり買収が決まるだろうと思っていたが、そうでもないらしい。
Googleが買収阻止に動くとまで言い出した。
現状インターネット検索分野はGoogle一強対雑魚多数という構図になっていて、どの道雑魚が個別に支配者に挑んでも勝ち目は無い。
Microsoftは束になれば勝ち目があるかもしれないと考えて買収により「競争を促進する」と言っているのだろうが、雑魚二匹分の大きさの一匹で挑んでも大して変わらんだろうという気もする。
であるのにもかかわらずGoogleが動く用意があることを示したのは、やはりGoogleが弱い分野があってYahoo買収でMicrosoftが大きなアドバンテージを握ることになるからだろう。
Googleが弱いのは何だろう、と考えてみたが、何かが弱いのではなくて、諸々の理由からGoogleが弱くてYahooやMicrosoftが特に強い地域があるなぁ、と。
極東。
なぜか日本ではYahooが強い。もちろんソフトバンクが運営しているのが強い理由の一つであることは疑いないとは思うが、いずれにしてもYahooのブランドが強くユーザーを惹きつけている。孫正義ビル・ゲイツが仲良かったりもするし。
中国では百度が出てきて過半のシェアを取っている。
またOSは、日本ではWindowsが他地域と比べて妙にシェアが高い。
こういう状況下でMicrosoftがYahooを買収してしまうと、Googleの極東での地位が急低下することは目に見えている。
日本と中国でトレンドを握れないとアジア全域に影響が出ることは間違いないので、この買収は是非とも止めたいんじゃないかなぁという想像をしているのだが、実際のところはどうなんだろう。