このところ買収話が立て続けに出る背景に経済の失速あり

今までどおりの成長が維持できない、競争が激しくなりすぎている、そういった事情が経済全体の失速によって顕在化してきて、これを乗り切るために買収しようというのが本当のところのように見受けられる。
これまでの主力事業以外の新分野に進出するような買収案件が多いのが目に付く。
かつて日本がバブルに沸いたころ本業を等閑にして余計なことに手を出したばかりにその後長きに渡って苦しんだ企業がたくさんあるが、なんとなくあれに似た状況な気がする。
今は全然バブルな感じではないが、経済がこれまでの勢いをなくす、という意味ではよく似ているし。