Googleの技術力の限界なのかどうなのか
Chromeの開発陣がGoogleに入社したのは2001年だった。
ちょうどIE4からIE5に移行する時期で、Netscapeがグダグダでどうしようもない状態だったころだと思う。
ブラウザ市場でMicrosoftが一方的にシェアを増やし、しかも勝手な仕様のブラウザを作り続ける様子を見て、Webを主戦場とするGoogleは危機感を感じなかったわけはないと思う。
で、きちんとしたものを自前で作ることにした、と。
そこまでは至極当然な流れだ。
が、成果物が出てきたのが2008年というのは時間かかりすぎでないか。
しかも肝心なところは自前で作っていない。
オープンソースであることを売りにしてもいるようだが、クローズドで作れたかというとそれは無理だったのだろう。
プロジェクト開始当時とは違ってMozillaはFirefoxを作りあげ性能は良好。
GoogleがMozillaと組んでいることも考えると、あえて出さなくても良かったはず。
Chromeはシェアを取るというより"最高水準"を再定義する意味の方が大きいのかもしれない。