CGで何が実現できるか、人間に何を感じさせれるか

CGで、というより、ゲームで、か。
ふと考えたのだが、受け手に強く感じさせられるものは恐怖感や不快感くらいしかない。
綺麗なグラフィックで見た瞬間おーすげーと思うことはあっても、世の中にはもっとすごいものがいくらでもあるわけで、美人は三日で飽きる的な意味での飽きとあいまって綺麗とか美しいとかいうのはなかなか受け手に訴求しにくい。
恐怖感や不快感もグラフィック等がそれを引き起こしているというよりは、そのグラフィックが意味する事象(自分の両足が切断され叫んでいる、とか、死にかけて人間性を失った人が人間の死体を食ってるとか)が恐怖感や嫌悪感を引き起こすのであって、テクノロジーとしてのグラフィックより演出の方が比較にならないほど重要。
そうした演出の類が救い難いほど欠けていたのが Second Life だったのだと考えると、あそこに人が留まらない理由もなんだかわかるような気がしないでもない。