日本人の特性について思う

ゲームの中でも発揮される良くない面、これはどうにかならんものか。
「それやってたら物事進まないでしょ」と言いたくなるし実際言うのだが、目先の些細な失敗を避けることが至上命題だと考えていてその"懸念"が払拭されない限り動かない、しかしその動かないことがすべてを台無しにする、というのをあまりにも多く目にする。
そういう行動をとる人にとって、大局的な最終目標を達成することなんかどうでもいいのだというのが不思議でならない。
サッカーで言うと、シュート外したら非難されるからシュート打たなかったので試合に負けた、というような。
で、負けてんのに「『おまえがシュート外さなければ勝てたのに』って言われる心配はない、よかったよかった」と祝杯あげてるような。
本人としては最も重要な目的は達成してそれを誇りに思っていたりするようなのだが、端から見れば最低中の最低な結果を残しているわけだ。


なんでこういうことになるかというと、何かに挑戦して成功した場合のメリットと失敗した場合のデメリットを総合したとき期待値が大幅にマイナスあるいは致命的な損失につながるという背景があるんだろうと思う。
だからこそ無神経というか鈍感というか、デメリットをデメリットと思わない"勇敢な馬鹿"が重宝される社会になってしまっている。
で、勇敢な馬鹿を見つけ"うまく使う"手練手管ばかり磨こうとするようになる。
この手練手管の有用性、優越性が否定されることはあってはならず、従ってこれが通用しない勇猛果敢な賢人なり勇者は出る杭とみなされて叩き潰される。
なにやってもうまくいかない組織を見るとほぼ間違いなくこの構図がある。


馬鹿げた話なのだが、うまくいかないから改善しようとしてますますデメリットを増やすという行為が社会のいたるところで当たり前のように行われていてそれに疑問を持つものがいない。
悪循環に誰も気付かない。


気付く人は適当に理由を作って去る。