アメリカでついにインターネットが"最も利用されている情報源"になった

日本でも概ね同様の状況にあるだろうと思う。
一方で新聞は廃刊やネット完全移行が話題になり、テレビはもはや産業として成立しないレベルまで悪化しているとしか思えない。
ラジオに至ってはだいぶ前からネットラジオに勝る点といえばワイアレスであることのみといった印象。


しかし経験から言って、ごく普通の人がネットだけで情報を得て何かを知ったような気分になるのはよくないし危険だと思う。
ネットではあらゆる情報が多くの場合単に羅列されているだけであって、その重要度は見る側で判断しなければならない。
しかし、普通の人が自分の専門外のことについて重要度を的確に判断できるとも思えず、整理されずに入ってきた情報は何か判断を下す上で十分に役立つことは少ないだろうと思う。
この点について、新聞社の人が新聞の職人芸ともいえるレイアウトを差してこれこそ新聞の存在意義の中核だというようなことを言っているのを聞いたことがあるが、そもそもその重要度の判断が的確かどうかが疑われる段階にあり、また重要度を測る方法はいずれネットで使いやすい方法でも編み出されるだろうしそれも時間の問題だろう。


個人的には"情報源"がインターネットだけになってしまうのは絶対に避けなければいけないと感じている。
ネットにはネットのクセというか特性があって、早く広く伝えるのには向いているがそのほかの多くの特性が冷静で的確な情報伝達に向いているとは思えない。