メーカーにとって違法コピーを排除しなければならない理由は権利だけにあるのではない

違法コピー使ってもなんとも思わない、むしろタダで手に入るなら買う方がバカ、などと考えるモラルのない連中が幅を利かすようになると、そのマーケットからまともなユーザーが逃げ出し下手すればマーケットその物がなくなってしまう、という点にあるのか。
違法コピーが無ければその違法コピーを使った人間はパッケージを買っていたはず、という単純な話ではない。
メーカーはこの単純な考え方をしているようだが。
これはゲームだけに限った話ではなく、音楽等々についても言えるだろう。
たかがこの程度のものも買えずしかもモラルを持たない連中、そういう輩の間で流行っている、ということになったら、そういう人たちと一緒にされたくない人は物の良し悪しとは関係なく避けるようになるはず。


で、そういうモラルの無い連中からちびちび金搾り取るために考え出されたのがゲーム本体無料アイテム課金制である、という流れなんだろ。
誰かがゲーム持ってるから欲しくなる→ゲーム本体は無料だよ→入手→誰かが自分は持ってないアイテム持ってるから欲しくなる→アイテム安いよ→入手→誰かが自分は持ってないアイテム(以下略)という感じ。


全て問題の根源は身の丈に合わないものを欲するという愚行にあるのだが、残念ながらこうやって人釣って物売り付ける手練手管のことをマーケティングと呼んだりするわけで、弱者は強者の財布でしかない、家畜同然だ、という事実が最近ではこういう形で現れるだけなのかもしれない。