自分ずいぶん変わったなぁと思う

この1年くらいの間に劇的に変わった。


元々このブログはゲームネタを書き留めていくものとして始めたのだった。
しばらくしてそれだけだと書くことが少なすぎて面白くないのでPCネタ全般を書こうと決めた。
その頃それ以前から書いていたブログはやめて全て削除した。
はてなで最初にブログを書いたのは2003年のことだった。ベータアカウントだった。
あれから7年、このブログを書くようになってから4年半。
常に自分のために書いてきたし、折に触れて自分の過去を振り返ったり過去調べたことを再確認するためのものだった。
色々と役に立った。これ無しに今の自分は無いと思う。


元々はゲームネタのブログだったのに、一昨年あたりからゲームをしなくなった。
なんかゲームしてもあんまり楽しくない、とは、それよりもさらに前から感じていた。
それでもなぜかゲームには拘った。
約3年前のエントリーにそのことが書いてあった。
きちんと調べたほうがいい、と。


ゲームする中で他人の心理を読むことを覚えた。
でもそれはすぐにゲームの中で使う以上に他人の心の中の闇を覗き込むために使うようになってしまった。
それで、自分の中を覗き込んでみたのだった。
自分の知らなかった自分がそこにいたと思う。
大袈裟な言い方をすると、それが原因で自分が自分自身だと思っていた自分がゆっくりと壊れていったのだと思う。
大切に思っていたものが何の価値も無いものだったり、どうでもいいと思っていたものがいとおしく思えたり、それまでとは何もかもが違って見えるようになった。


違って見える目を手に入れてから、いろんな物や事を調べた。
ただ調べ物してる感じじゃなかった。
密林を掻き分けて遠くへ遠くへ冒険している気分だった。
そうしていろいろ知った後で、過去の自分を振り返ってみた。
見えてきたのは全く知らない人物だった。
そのとき初めて、ようやくなぜ自分がゲームに執拗に拘るのか知った。
すぐには信じられなかった。
それからしばらくして、PCに向かって退屈している時、ふと突然自分自身に向かって「そこには何も無いよ」とつぶやいた。
この時ようやく知った事を受け入れることができたのだと思う。
涙が溢れてきて止まらなかった。
別に止まらなくていいと思った。


それ以来ゲームに、もっというとPCやデジタルネタにも興味が無くなって、変に拘ることもなくなった。
ここ数年無理やり興味の対象を探してきては取り組んだりしていたが、そういうことも今はなくなった。
ある意味では全てを失ったが、新しい意味では全てを手に入れた自分にとって、自分の居場所はここじゃない。