専門家とか「〜に詳しい」人ってのはどの程度のものなのか

Wikileaksに"機密"情報が出て問題になっているが、これがテレビでもおおっぴらに取り上げられたりしたもんだから、いろんな人がこのネタに食いついている。
で、そういう"報道"をするときには"専門家"を呼んできてコメントを求める、ということをやるわけで、そうやって出てきた人が「自分はもう1年くらい前からWikileaksに注目してきたんで、詳しいです。」と宣っている。
そんな程度で詳しいと言ってしまえるわけか。
浅い。


オバマが選出されたアメリカ大統領選の選挙活動が行われていたころ、対抗するマケイン陣営についてリークがあり、自分はここにそのネタを書いたし、その後アメリカメディアで当時は単に「リークがあった」とだけ小さく取り上げられた。
http://d.hatena.ne.jp/Schuzak/20081031
あの時はアップロードされたファイルの一つ一つを直接見ることができたし、アップロードされ公開されたものの一覧をRSSで配信していた。
1年前くらいからしか見ていない人はそういうのは知らないだろうし、リーク情報といっておきながら実際には北米メディアやジャーナリストと一種のシンジケートを組んでいること、このシンジケートが日本の記者クラブのような働きをしていること、ここに参加してないと関係するネタについては2周3周の周回遅れな取材活動しかできないこと等々、理解できていない様子。


ただ、こういう形で世に知られた以上、もう存在価値はほとんど無いだろうと思う。