ネットでの地震情報収集と問題

PCに向かって最初にしたのは、テレビを見ることだった。
テレビは電波ではなくケーブルで引かれていて、壁面同軸コネクタ→チューナー→DNT-888L→VLC というつながりで室内ストリーミングをしているので、使えるかどうか確認。
問題なし。
NHKを見る。
地上波と衛星が同内容。
NHK Worldのネットストリーミングも途中から映像は同じものが使われるようになったが、音声は英語、韓国語、中国語、ロシア語で被害状況を繰り返し読み上げているだけだった。
外国メディアの第一報はNHK Worldのキャプチャ画像を使用していた。
海外テレビ局のストリーミングでは日本駐在の記者が出演の準備(服とかメイクとか)もできないまま顔面蒼白で起こったことを伝えていた。
日本での経験が浅い人がこんな地震を経験したら文字通り死ぬほど怖いだろうと思う。
オーマイガーて言うんだろうけど、本当の意味で生き延びられるよう神に祈るケースだろう。


ネットで遅延なくリアルタイムに有用な情報が入る情報源というのは、実は無いのだった。
どこで探してもワンテンポ遅れたものばかりだった。
テレビのほうが早い。それもローカル局のほうが使える。


Twitterでも見りゃなんかあるかと思ったが、"地震"で検索したらたくさん出てきすぎて使い物にならない。
おまけに、後で知ったことだが、デマ、ガセ、便乗ネタで溢れていて、特に非常に悪質な悪ふざけをしたやつなんかは誰かの身代わりになって津波に飲まれて流されてしまえばいいと思う。
悪ふざけをするやつも程度が低いが、これの真偽を全く確認せずに鵜呑みにした連中にも問題がある。
"拡散希望"とか言ってるるやつはどうしたいんだ。
ネットでなくったって人の噂には尾ひれがついてすぐにおかしな話にすり替わってしまうというのに、ネットでもそれをやるか。
有用な情報があってそれを多くの人に知らせなければならないのなら、情報源へ誘導すべきだ。
Hyper Link はそれを手軽にできるからHTMLが普及したんだろ。
デマをその真偽を確認することもなく"拡散希望"などと言い触らす。そんなことを疑問にも思わず平気でやる連中があまりにも多い。
Twitterとはそういう空間なわけだ。
Twitterは愚衆を扇動するツールとして最もよく機能する、他の何よりも強力に機能する。