ソフトバンクが米Yahoo買収を検討しているらしい

ソフトバンクアメリカのYahooを買収することを検討しているらしい。
単独ではなく、中国のAlibabaと共同で、さらにそのほかにもパートナーを探しているという。
Yahooの創業者は中国系だが、なんとなくMicrosoftに買収されるよりはこの方がしっくりくるような気がする。
Yahoo、ソフトバンク、Alibabaの間ではAlibaba傘下の決済サービスであるAlipayの所有権をめぐって一悶着あったが、主に騒いだのはYahoo側で、AlibabaとYahooの間で話がついたあとソフトバンクの孫サンに了承を得る、という形で交渉がまとまった。
ソフトバンクは出資しても経営方針にあまり口を出さず継続して独自路線を進むようにすることが多いようだが、Alibabaに対しても同様で、ソフトバンクから文句を言うことはない様子。
Alibabaはいちいち面倒なことばっかり言ってくるYahooをソフトバンクと共同で買収してしまえば理解のあるソフトバンクの出資比率が上がり米系のうるさい連中から解放される。ソフトバンクとしても株主の短期的な利益を追求する米系が絡んでるとAlipayの件のようにやりにくいのは確かだろう。
AlibabaはBtoBあるいはBtoCの物販プラットフォームとしては世界の中心のようになっているので、そこに大きく食い込んでおくのは将来を見据える上で非常に良い。


アメリカ企業のブランドを全然関係ない日本企業が借りてビジネスをし後に日本法人がアメリカの本体を買収してしまったケースとしてはセブン-イレブンがあるが、もしかしたらYahooもそれに近い形になるかもしれない。