比較的ダメな大人みたいなことを言いそうになっている

なんだこいつは全然ダメじゃないかちょっと話のわかるやつを出せ、みたいな気分になったのだが、前面に出る担当でいろんな人に対応してきた人にわからせることができない自分のほうがダメなんではないかと。
それ以外でも、些細なことで意欲や情熱を挫くようなことを言いそうになって、過去の自分の悔しい経験を思い出して飲み込むということが何度もあったり。
あるいは高校以前、校長の話は長くて回りくどくて基本的に役に立たないもっとまとめろとか思っていたのに、何か言い始めてあの頃の自分に確実に非難される話し方になりかけてることに気付いて端折ってまとめるとか。
まだ子供視点が残っているから気付いたのだろうが、もしそういう視点すら失ったら気付きもしなくなるのかもしれない。
で、自分よりずっと年下の連中が話を聞かないと「大人の話は聞け」とか言い出すんだろうと思う。
子供の頃は一応長く生きた大人がそう言うんだからなかなか言うこと聞けないけど実は聞いた方が良いんだろうなと思っていたが、どっちの視点もわかるようになると、俺の話を聞けなどと青筋立てるやつの方が実はまずい。


ふと振り返ってみると、人を説得するとか、納得させるとか、あるいはそこまで難度高くなくても相手が知らないことを説明するスキルというのはきちんと教えられたことがないように思う。
向こうの発想で適当に何か言っておいて、こっちは説明したんだからそっちは理解しろ、という態度を見せられてばかりだったように思う。
わからないとまずいんだけどやっぱりわからない、そういう時は本を手に入れて次の機会でのリアクションのネタを仕込んでおく感じだった。
知る限りでは予備校教師が一番相手を見て相手に合わせてわかるように教えていた。
やはり稼ぎに直結する仕組みが無いと人間やらないものなのか。


自分はゼニ関係無しにその辺しっかりしときたい。