楽天が中国から撤退する

そもそも参入のタイミングからしてダメだった印象がある。
ソフトバンクが人人網やAlibabaに出資していることが広く世間に知れてから慌ててそれに追随したように見えた。
あの会社は、というかあの経営者は、常に先行者のすぐ後ろを彼らが切り開いた道を通ってつけて行って、リスク取って進んだ偉大なる先行者が何か大きな収穫物を手に入れそうになった瞬間その先行者を背後から刺し殺して自分が先頭になって横取りするような感じのことをやる。
度々やる。
そういうやり方しか知らず、それこそが目指すべき正しいやり方だと思ってでもいるようにすら見える。
ソフトバンク相手にもそれと似たようなことをやろうとしている感じがするが、先行しすぎて追いつかないので毎回未遂に終わってる構図。


中国への関わりについてもそうなんだろう。
淘宝等があってもう出来上がっていてむしろ中国国内でも激しい淘汰の波があるところに社内公用語を英語にしちゃう企業がのこのこ出て行って勝ち目があるとは思えない。
もし物は試しだということで楽天なりに道を切り開こうとしたのならそれは楽天的には滅多にない冒険だったのかもしれないが、冒険は冒険野郎以外がやると怪我する。
傷浅いうちに即行逃げるの巻。