PCパーツを見ておく

また現環境に安住してPCパーツに無関心になってしまっていた。
HDD物色のついでに他も見ておく。


まず光学ドライブ
ブルーレイドライブもずいぶん安くなっていて、今から一台作るなら深く考えずにブルーレイにすると思う。
前に見たときはパイオニア製を見かけなかったが今はたくさんある。ドライブなんてどれも同じだと思っていい加減な買い物をして不具合に遭遇した経験からやはりメーカーには一定のこだわりを持つべきだと思うようになった今、何度も使ってトラブルもなく信頼できるメーカーのがまた手に入るのはうれしい。
今DVDを焼けるドライブは事実上一つしかないので、買っといていいだろう。
韓国メーカーも存在感を増しているものの人気がない様子。手元のDVD焼けるドライブというのがLG製できちんと使えているし、それ以外のSony NEC製のが実用上CD-ROMしか使えない有様なのと対比すると至極真っ当に思えるのだがどういうことだろう。オーディオカルトに似た空気を感じるのであまり深入りしてもしょうがなさそうではある。


次にSSD
以前は大容量化が進むのかとも思っていたが、容量はHDDに任せてスピードを活かす方向でというのが一般的のようで、そのため既に今の段階で性能的に飽和状態。
前からあるモデルが今でも売られていてそれなりに値下がりしている。
最初のうちは信頼性が疑問視されていて事実あっという間に使えなくなってしまうものがたくさんあったので、信頼性が確認されたものがよく売れるんだろう。やたらとモデルチェンジしても商売上よくない。
で、買って安心して使えるかどうかという問題になるとSSDの場合ハードだけでなくソフトが問題になるわけで、具体的にはLinuxでbtrfsが実用段階にあるのかどうかで決まる。
ところがbtrfsは色々機能を追加したりしているうちにext4よりも遅くなってしまっていて、それでいてまだ安定性も確立していない。仮想マシンを使おうとするとほぼ間違いなくおかしくなるとか、まったく使い物にならない場合もあるとのこと。
extはもう限界だということでbtrfsが期待されたのに、いざ限界に挑んでみたらそうそう簡単に越えられるものではなかったらしい。
もう何年も前から取り組んで5年くらい経ってもまだこういう状態だと、もう無理かもしれない。使う人がいなくてテストできないとかそういうことではなく、使ってみて不具合が知られているのに直らない。
一応Ubuntuをインストールするとき選択肢に出てはくるが、できれば避けたい。
ext4SSDを使うことになる。しかしこれは前にも調べたように面倒だし手を抜くとSSD自体の寿命が大幅に縮む。
ここまで調べて考えて、必要かというと全然必要ないのだった。ソフトの起動が遅くてイラつくことはあったがそれはPC起動後最初に立ち上げる時だけの話で、起動時に一度自動的に読み込むようにしたらなんの問題もなくなっている。
ストレージからの読み込みよりも、どうやってうまくメインメモリに格納しておくかが課題になっていて、データーセンターのサーバーみたいな事になってるが、しかしまあ高パフォーマンスを引き出そうとしたら自然とそうなるわけだ。
面倒が増えるだけならSSDはないほうがいい。


HDDはタイで洪水があった後の高騰はとっくにおさまっていて、洪水以前よりも安くなっていた。
大容量化も進んではいるが、あまり巨大でも使い勝手が悪くて困る。ディスクのチェックで丸一日かかるようでは不便すぎる。
容量単価は2.5〜3Tが一番安くなるが、1.5Tでもチェックしてみてもう勘弁してほしい気分だったのに3Tとかでトラブったらどうなるのかと。
それに1Tでも半分強しか埋まったことがなかった。それでも転送には数時間かかる。
みんな3Tなんて容量一体何に使ってるんだろう。ビデオか。動画編集か。
値段1.5倍で容量3倍苦痛も3倍、という感じ。
扱いやすいHDDは容量単価も高い、と理解しておこう。


それと接続するSATAの規格。
SATA2ではドライブの性能が生きない。
しかし新しくするにはマザーボードを替えないといけない。インターフェイスカードではどのみち不十分。
そうなるとついでだからCPUも変えようということになる。
まったく不必要な買い物をしてゴミを増やすことになる。
HDDなら速くなっても知れてるし、この辺は考えなくていいか。