ユーザーはブラウザのバージョンアップについてくるのか

自分のアドオンがインストールされているブラウザ等ソフトの数が200種類近くある。
対応バージョンが広いので当然多くはなるが、全部について動作確認なんかできるわけないので、デスクトップ版とAndroid版のNightlyで動くか確認して、あとはGeckoエンジンだから動くはずという出し方になっている。
これで万全かというとそんなことはなく、Mac版で動いてなかったことがあるので完璧とは言えない。
しかし無理なく続けられる現実的なやり方にとどめておいた方がいい。


ユーザーの動向を見ると最新リリース版より古いものを使っている人が実に多く、他のアドオンが対応していないものが多かったからか23から24、24から25へのアップデートを見送り古いのを使い続けている人が結構たくさんいる。
多くのアドオン開発者の軸足がWebkit系に移った状態でアドオンに修正が必要になるアップデートを繰り返したら当然こういう事態になるわけだが、読めなかったのかわかってて承知でやってるのか。
遅れたからといってやめるわけにもいかないからなるべく早くやってみたらこの時期になった、ということか。
OS作ったり手を広げたためにこういうことになってしまったわけで、かつて外部のものに触発されて流行に乗る形でNetscapeが野心的なプロジェクトを押し進めてみたらユーザーはついてこないし後発で台頭していたIEに主役の座を奪われたあの流れに似ていて、先が思いやられる。
いったん手に入れた地位が危うくなるとリアクション芸やったり脇道に逸れたりして結局自分で台無しにしてしまう、不死鳥のように蘇って運命まで再現するというのでは芸がない。