悪くないハッカーも忙しそう

ハッカーたちのターゲットがソシアルなものになってきて、さらにモバイルデバイスが増加して、それに伴って守りを固めるべき所が格段に増え、その辺を担うセキュリティの専門家達がいろいろと忙しそうにしている。
徹夜が普通、徹夜上等、むしろ楽しそうにも見える。


スマートフォンを持ったとしてもPCのようにセキュリティを固めるにはどうしたらいいかわからない、どんなファイルがどこにあってどうすればシステムが壊れるのかとか、そういうのがわからないと実のところ万全だと安心することができない。
以前書いた無線LANに留まらず何から何まで乗っ取られたり勝手に操作されたりする可能性が容易に想像できる。
それが怖くてスマートフォンを使わずにいるような面もあるといえばある。
で、端から眺めていると、起こり得ると思っていた、何と言うか、事故というか、事件というか、そういうのが次から次へと実際に起こってしまっていて、そういう自分のところにも限りなく黒に近いグレーな話を持ちかけてくるやつまで出てくる始末で、もう収拾付かなくなってるとしか表現のしようがない。


ネットというのは実際のところアメリカ合衆国の軍事技術によって作られたアメリカ合衆国インターネット州みたいなもんで、力の理論が支配している世界だ。好むと好まざるとに関わらず、事実そんな感じだ。
柄の悪いのが跋扈しているのであれば、こちらで備えるしかない。
こちらから攻撃するということが事実上できない以上、徹底的に守るしかない。
ところが守る意識のほとんどない人たちが絡んでいるとそいつらが台無しにする。
脇の甘いやつは切り捨てて関わらないようにすることになる。
でも実際は脇の甘くないやつ探す方が難しい有様。


端末開発の場でも「開発コストを少しでも下げる」とか「ユーザーの利便性を高める」という建前の下、人に言えないことしてるのが発覚しているが、そういうのを知ってしまうとスマートフォンを使うこと自体餓鬼共が待ち構える地獄へ飛び込むようなもののように思えてくる。
メリットがそれに勝るかというと、どうだろう。